※ざっくり言うと※
・宇宙は想像以上に膨張している
・観測により物理学がさらに進化するかもしれない
・銀河の歴史がまた1ページ

科学者によると、宇宙は以前考えられていたよりも、はるかに速い速度で拡大しています。それは、「現在の知識を超越した」ものにより引き起こされています。

天文学者は、ハッブル定数の初期値の新しい測定値と他の最近の推定値との間に相違があることを明らかにしました。「現在の知識を超越した」ものが、それを引き起こしている可能性があります。

この新しい研究は、宇宙の膨張率が、メガパーセク毎秒約71.9kmであると推定していることから、驚くべき結果をもたらしました。メガパーセクは、100万パーク秒または326万光年に等しい距離の測定値です。

奇妙なことに、2015年に欧州宇宙機関(ESA)のプランク衛星計画による測定と比較すると、宇宙の膨張率は毎秒66.9kmであることを示唆していました。研究者はその不一致に気付きました。

何人かに「論争の的になる」と分類された新しい発見は、ホロコー(HOLiCOW、素晴らしい名前でしょうか?)と呼ばれる国際的な研究者チームによって作られました。

ホロコーの天文学者は、王立天文学会の月報に掲載された5つの論文を特集する予定です。

天文学者は、ハッブル宇宙望遠鏡を使って3つの銀河を覗き込みました。その銀河は、遠方のクエーサーからの光を曲げ、巨大な宇宙重力レンズとして作用します。

観察により、天文学者は、明るさが変動することが知られている複数のクエーサーの画像を撮影することができました。

 

そして、ホロコーの天文学者は、何か奇妙なことに気付いたのです。

それは、これらの銀河の不均一な質量分布には、光を他のものよりも曲げるいくつかの領域があることを示唆しています。宇宙レンズを通して正確な経路に依存し、これにより、クエーサーからの光が異なる時間に到着しているのです。

ハッブル定数、すなわち膨張率を計算するために、天文学者は、「交通遅延」を測定しました。

その数学は、2016年に天文学者により行われた別々の観測から、科学者が発見したものとよく似ています。しかし、宇宙マイクロ波背景放射を測定する、プランク宇宙望遠鏡で行われた観測とは完全には一致していません。

「現在、宇宙の膨張率は、現在の宇宙の知識を超えて、新しい物理学を展開する可能性があるほど高い精度かつ様々な方法で測定が始まっています。」とドイツにあるマックス・プランク研究所のシェリー・スユ氏は言います。

「ハッブル定数のローカル測定値と、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)測定値の間の変化は、新しく精度の高いレンズ観察によって強化されます。」とホロコーの一部であるスイス連邦工科大学ローゼンヌ校(EPFL)にある天体物理学研究所のフレデリック・コービン氏は述べています。「この変化は、標準的な宇宙論モデルを超えた新しい物理学、特に新しい形のダークエネルギーによって引き起こされるでしょう。」