※ざっくり言うと※
・現在の文明は崩壊の危機にある
・代表的な例で言うとトランプが大統領になっちゃうとか
・過去の文明に学んでエリート量産を止めよう

数学を得意とする歴史家によると、我々の文明は崩壊に向かいつつあるかもしれません。彼は、2020年代に「政治的混乱」がピークに達すると予測しています。

コネチカット大学のピーター・テッキンによると、単純な方程式を使って、すべての文明の興隆と終焉を予測することができるというのです。我々の文明は、もうすぐ「秋」を迎えます。

テッキン教授の計算が正しいならば、我々の惑星は、次の世紀にピークに達するかもしれない数十年の政治不安に向けて、何年も前から準備しておく方がよいでしょう。

生態学と数学を専門とするテッキン教授は、「クリオメトリクス」と呼ばれる学際的な科目を開発しました。「クリオメトリクスは新しい”学際的規律”のみで、歴史を別の科学として扱います」と彼は言います。

テッキン教授は、紀元前1500年頃から西暦1500年頃までの人間活動を予測するために、数学を使い始めました。およそ3年前、テッキン教授は同様のモデルを使って未来予測を行いました。

「クリオメトリクスを用いた私の研究では、約40のある種の特徴的な社会指標が、1970年代に転換点を迎えました。歴史的に、こうした発展は、政治的混乱の先行指標となります。このモデルによると、社会的不安定性と政治的暴力が2020年代にピークになることを示したのです。」

さらに教授は言います。

「私たちが経験した今回の米国大統領選は、残念ながら、この予測を裏付けています。私たちは、2020年代にピークを迎える社会的不安の軌道に乗ってしまっています。選挙は終わったものの、現在の政治的危機を引き起こした深い構造的な力は消滅していません。何かが起きれば、この悲劇的な傾向は加速していくのです。」

しかし、テッキン教授は、このピークが起こるであろう時期と、彼の理論が事象を予測するのではなく、傾向を完全には理解していないことを警告しています。彼は、社会の富裕層やエリートの数が増加し、より貧しい人々から遠く離れていくという、「エリート過剰生産」のプロセスによって混乱が始まると述べています。

ドナルド・トランプ氏が2016年にアメリカ大統領になることは予言されていませんでしたが、社会的及び政治的不安定性の上昇は予測されていました。そして、何かが行われない限り、不安定性は上昇し続けるでしょう。

しかし、テッキン教授は、彼の理論は実際に有益であると証明できると言います。この理論は、社会の問題が引き起こされる前に、傾向を注意深く監視し、回避することによって、この厳しい運命から逃れるために役立つのです。

「崩壊は不可避ではありません」と彼は続けました。「私たちは、あまりにも愚かであっても、その力がどのように作用するかを知ることができる最初の社会です。おそらく、あまり破滅的ではない路線に切り替えることで、最悪の事態を避けることができるでしょう。ひょっとすると、ジェットコースター全体を再設計することによって可能になるかもしれません。」

興味深いことに、この理論とは無関係のNASAによる研究によると、数千年前に地球上に存在してい超古代文明は、我々が今日あるような崩壊を迎えることを予想していました。3,000〜5,000年の歴史を振り返ってみると、今日のように高度で洗練された文明が、どのように崩れやすいのかを明確に示す歴史的記録を見つけることができます。

そこに記録されているのは、現在とは遠く離れたライフスタイルではあります。しかし、複雑な社会そして文化を再び蘇らせる文明として、我々の持続可能性について数多くの疑問が提示されているのです。10,000年以上の歴史を振り返ってみると、神秘的かつ痕跡なしに消えた、インカ、オルメック、エジプトの文明に先行する数多くの高度な文明が、地球上に存在していたことがわかります。