※ざっくり言うと※

・技術の進歩により近年続々と新しい発見がある

・発見しすぎて超古代人の痕跡まで見つかっている

・衛星写真は【ドラえもん のび太の大魔境】の元ネタ(またか)

毎年、世界中の考古学者や研究者が、これまでにない発見をしています。さらに、ここ数年の間の、技術の向上と新しいツールに感嘆しています。専門家は、長年気づかれずに残っていたものを発見することに非常に長けています。

 たとえば、新技術により、ギザの大ピラミッド内の熱異常を発見することができました。さらに専門家は、革命的な技術を使って古代都市全体を見つけ、裸眼では見ることのできないものを描き出しました。

この記事では、専門家による最も魅力的な発見のいくつかを紹介します。

1.太陽のピラミッド ~メキシコ、テオティワカンの下にある水銀川~

考古学者は、メキシコのテオティワカンにある蛇神寺院の地下トンネルに発見された水銀の川が、テオティワカンの支配者である伝説的皇帝の墓に至る道に届くことを発見しました。トンネルの天井は、非常に興味深いものでした。金属粉の痕跡があり、まるで夜空を模したかのように、光を奇妙なパターンで反射していました。古代では、松明でトンネルに入ると、金属粉が星のように輝くのです。研究者たちは、これらの痕跡が、黄鉄鉱またはマグネタイトであると考えています。それらの金属は、テオティワカン地域には存在しません。

金属は、トンネルの天井を塗装するためにどこか別の場所から持ち込まれました。研究者たちは、蛇神寺院の150メートル下で、動物の骨、杖から金属の球に至る5万の神秘的な物体を発見しました。トンネルは鉱山の入口に似ていますが、周囲の物体や神秘的な天井は、メキシコシティの北東50kmに位置する2~5世紀の間に繁栄した謎めいた都市で、地底世界へ誘われるようです。

2.ギザの大ピラミッドの熱源探知により神秘的な謎が明らかに

ギザの大ピラミッドの最も重要な発見の1つとして考えられているのが、ピラミッドスキャンのプロジェクトです。このプロジェクトで、科学者が以前に発見できなかった大ピラミッドの部屋につながる「熱異常」を明らかにしました。研究者は、熱源探知カメラを使用し、ギザの大ピラミッド内部の3つの石から、より高い温度を計測したのです。

これにより、専門家はクフーの大ピラミッドの石の後ろに隠れていた、以前は知られていない部屋を発見したと考えました。そのカメラは、構造物の底部の3つの隣接する石の温度変化を検出しました。この発見は、研究者がツタンカーメン王の墓で同様の変化を発見した数週間後に起きました。研究者は、他より6℃高い温度のブロックを3つ特定しました。「大きな違いである」と研究者は指摘します。それは誰にも想像できませんでした。

3.アンコールワットの下に発見された、巨大な螺旋状構造と塔のセット

最近では、地球上の最も重要な寺院の1つ、アンコールワットの下で、専門家たちは信じられないほどの発見をしました。その発見は、アンコールワット寺院が1.5キロメートルの「不思議な構造」に支配されていたことを示唆しています。カンボジアのアンコールワット寺院の下には、8つの埋葬された塔と巨大な螺旋状の構造物の遺跡が発見されています。グレートアンコールプロジェクトと呼ばれる新しいプロジェクトでは、研究者はアンコールワット複合体がこれまでに信じられていたよりもはるかに大きく、以前の研究では見ることができなかった多くの構成要素があることを知りました。

研究者たちはまた、その複合体が南側で「ユニークで巨大な構造」に支配されていることを発見しました。それによると、塔は、より大きな構造物を支持するために、正方形を形成しています。専門家は、その構造が、アンコールワットの建設中に使われたある種の聖域であったと考えています。

4.ウェールズで最初に建造されたストーンヘンジ

研究者グループによって提示された新しい証拠によると、英国の最も謎めいた古代遺跡の1つ、ストーンヘンジは、ウェールズで最初に建てられました。研究者たちは、そのストーンヘンジはウィルトシャー州に入植する500年前に石積みされ、実際にはもっと昔の記念碑であるという説を裏付ける証拠を見つけました。

考古学者は、そのストーンヘンジの内側に位置するU字形の青銅は、ソールズベリー平野から約150マイル(約240km)離れたペンブルックシャーのプレセリー丘陵に由来すると昔から知っていました。新しい証拠は、多くの研究者に英国の記念碑に関する主流の理論に疑問をもたらし、ウェールズで先史時代の大きな記念碑が建てられた可能性があることを示しています。研究者たちは、古代建築家が、なぜか使ったものの置き去りにした石材とほぼ同じものを発見しました。また、多くの調査結果の中で、研究者たちは採石場の労働者の野営地から貝殻や炭も発見しました。放射性炭素により、石がいつ切り出されたのか明らかにされています。

5.カザフスタンにある8000年前の文明の証拠

カザフスタンの神秘的な古代図は、何十年にも渡って気づかれなかった、8000年前の文明の確かな証拠となりえます。宇宙衛星のおかげで、カザフスタンの荒れ果てた遠隔地に描かれた、正方形や線、十字架や円形の巨大な幾何学的図形の衛星写真を撮影できました。約200メートルの大きさで、上空からでなければ認識はできません。これらはカザフスタン版の「ナスカの地上絵」です。

8年前に発見されたのは、人気の高いソフトウェア「Google Earth」のおかげですが、ロシアの考古学者ドミトリー・デイがそれを見つけたとき、当時の数人の専門家がこの神秘的な幾何学的図形をもっと研究するために手助けしました。現在までに260個以上の地上絵が発見されており、最古のものは8,000年前に描かれ、そのほとんどは新石器時代の村の近くに存在します。それらのうち最大のものは、101の盛り土で構成される巨大な広場となっています。

6.偉大なスフィンクス…研究によると80万歳

ソフィアで開催された、地球観測と国際考古学に関する国際会議で発表された「偉大なエジプトのスフィンクス建設の時代問題の地質学的側面」と題された論文によると、ギザの大スフィンクスは少なくとも80万年前に作られたとのこと。この論文の著者は、科学者マニシェフ・ヴィオチェスラフ(国立ウクライナ科学アカデミーの環境地球化学研究所)と科学者アレクサンダー・G・パルホーメンコ(国立ウクライナ科学アカデミーの地質研究所)です。

2人の専門家の出発点は、作家ウェストとショック准教授によって提唱されたパラダイムシフトです。それは、エジプト文明はもっと太古から存在したのではないか、という正当なエジプト学の見解を覆す「議論」で、他方では、ギザ高原にある遺跡に痕跡を残す水侵食の物理的証拠でもあるのです。(ちなみにツタンカーメンは約3,300年前、80万年前には現生人類すら存在しません)

7.ホンジュラスの熱帯雨林で発見された失われた古代都市

以前は知られていなかった文明が、ホンジュラスにある辺境のジャングルで発見されました。それは、研究者が猿神の伝説的な都市であると信じるものです。考古学者の探検隊がホンジュラスのジャングルで発見した遺跡は、「ナショナルジオグラフィック」によると、「白い都市」や「猿神の都市」と呼ばれる伝説的な古代都市でした。

また、考古学者は、この発見は古代都市を明らかにするだけではなく、過去に知られていないメソアメリカ文明の未知の歴史につながる可能性があることを指摘しています。